戦略作物の生産拡大ともみ殻暗渠実証事業(モミガラ補助暗渠)の概要

2013年12月02日 | コンテンツ番号 6264

平成24年6月1日、秋田県仙北地域振興局農林部・大仙市・仙北市・美郷町・農業団体等関係機関で構成する「仙北広域ネットワークチーム」(注1)が、昨年に引き続き、仙北振興局のプロジェクト事業「戦略作物の生産拡大とモミガラ補助暗渠実証事業」(旧名称「仙北の産地・生産基盤づくり事業」)に基づき「モミガラ補助暗渠」を施工しました。
これは米価の低迷など農業情勢の変化に対応するため、農業の複合化・多角化を目指そうと、農地の汎用化に効果が期待される「モミガラ補助暗渠」の有効性を現地で実証する目的で行うもので、大仙市協和中淀川のほ場29aと大仙市高梨のほ場34aにモミガラ補助暗渠を施工しました。
この後、協和中淀川と高梨のほ場にはそれぞれエダマメとキャベツが作付けされます。そして、仙北地域振興局農林部農業振興普及課の職員が、それぞれのモデル実証圃(ほ)と対照区を設置し作物の生育や収量について調査・比較を行い、モミガラ補助暗渠の効果について検証を行なう予定です。

(注1)「仙北広域ネットワークチーム」は仙北地域の農業経営体の収益性向上を目的に結成された組織で、仙北地域振興局農林部長をチーム長とし、「戦略作物の作付け誘導及び産地化などの複合化の促進」「地域資源を活かしたアグリビジネスの創出・育成」「農業経営体が抱える各種課題への対応・支援」に取り組んでいます。

写真:側面より見たトラクタとモミサブロー 写真:施工中のモミサブロー
協和中淀川の施工の状況です。施工には協和中淀川・高梨ともに50psのセミクローラトラクタと補助暗渠施工機器「モミサブロー」を使用しました。
写真:補助暗渠の断面 写真:断面寸法の計測
高梨で施工した補助暗渠の断面です。表土15cmの下に幅4cm、深さ30cmのモミガラの層が形成されているのが確認できます。
モデル実証圃には過年度に施工された暗渠排水(本暗渠)が入っています。そして、今回施工したモミガラ補助暗渠は本暗渠を取り巻く被覆材と立体的に交差する形で施工されており、これにより降雨時に表面水がモミガラを通って本暗渠へと排水され、降雨後の地表面の滞水を抑制し、表土の乾燥を促進させ、作物の湿害を防ぎます。
写真:施工が完了した大仙市協和中淀川のほ場
協和中淀川の施工後のほ場です。6月中旬にエダマメの播種を行う予定です。
写真:施工が完了した大仙市高梨のほ場
高梨の施工後のほ場です。7月下旬~8月上旬にかけてキャベツの定植を行う予定です。

今回モミガラ補助暗渠を施工したモデル実証圃は対照区とともに展示します。また、仙北地域振興局では、複合作物の新規作付説明会を開催し、新規作付者の掘り起こしや、モミガラ補助暗渠技術の普及拡大も併せて行う事としております。

「仙北広域ネットワークチーム」が農業経営体の収益性向上に向けた各種取組を力強く推進します

内部リンク

  • 仙北の産地・生産基盤づくり事業(モミガラ補助暗渠施工)の概要
    (平成23年5月にモミガラ補助暗渠を施工した際の記録です)
  • モミガラ補助暗渠の効果
    (モミガラ補助暗渠を施工したほ場の平成23年6月の降雨直後の状況です)
  • 戦略作物生産拡大緊急基盤整備事業
    (秋田県では水田の排水強化による戦略作物の生産拡大を推進するため、平成23年から3ヵ年において、モミガラ補助暗渠を施工する法人や農家へ助成を行っています。詳しくは上のリンク先をご覧いただくか、仙北地域においては仙北地域振興局農林部農村整備第一課へお問い合わせ下さい。市町や土地改良区を通してのご相談でも結構です。なお、モミガラ補助暗渠の施工には、その効果を十分に発揮させるために暗渠排水(本暗渠)が施工されていることが条件になります。ご了承下さい。)