県内経済動向調査結果(平成24年3月分)
平成24年5月14日
企業活性化・雇用緊急対策本部
(産業政策課)

概況

県内経済は、自動車関連で国内需要が高まっており、持ち直しの動きがみられるが、円高の長期化などによる製造業の拠点再編等の影響が懸念される。

主な業種とその状況

製造業

自動車関連や精密機械が好調だが、一部、在庫調整の影響もあった。
生産額、受注額はそれぞれ前年同月比18.6%増、同12.3%増となった。3カ月先の業況見通しDIは、3.5から▲2.4となった。

建設業

公共投資が4カ月連続で前年同月を下回り、総じて弱めの動きが続いている。
受注額、完工高はそれぞれ前年同月比72.1%増、同45.4%増となった。3カ月先の業況見通しDIは、▲12.5から▲18.8となった。

小売業

飲食料品で価格競争での厳しさがあるものの、惣菜等の売れ行きが引き続き堅調に推移した。
売上高は前年同月比1.8%増となった。3カ月先の業況見通しDIは、▲23.1から▲24.0となった。

サービス業

旅館・ホテル業で宿泊部門が持ち直しており、運輸業でも自動車部品などの輸送が好調だった。
売上高は前年同月比21.7%増となった。3カ月先の業況見通しDIは、32.1から10.7となった。

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