八郎湖の自然再生『谷津田再生プロジェクト』

2015年03月23日 | コンテンツ番号 5531

八郎湖の重要な水源地 谷津田再生プロジェクト

八郎湖は、アオコの発生や外来魚による食害など様々な課題を抱えています。

秋田地域振興局では、八郎湖の自然を再生させ、永きにわたり支えていくためには、地域の力が数多く存在し、それがネットワークとして結びつくことが重要だと考え、「環八郎湖・水の郷創出プロジェクト」と題し、地域活動の掘り起こしや活動への支援、八郎湖の環境に関する普及啓発などに取り組んでいます。

谷津田(やつだ)とは、山の谷間に、田んぼや小川・ため池などがセットで存在する、いわゆる昔ながらの里山風景のことをいいます。

図:谷津田

近年、減反政策や担い手不足などから、荒廃する谷津田が全国的に増えてきました。

荒れた谷津田からは、かつて田んぼに棲んでいたカエルやヤゴ、タニシなどの水生生物だけでなく、田植えを終え、谷間に吹く涼しい風を浴びながら一休みする農家。
沢水で冷やした野菜を口いっぱいにほおばる子供たち。そんな姿も消えていきます。

その状況を憂い、地域の活動団体「草木谷を守る会」(会長石川紀行さん)が、秋田地域振興局の助成金を活用して、八郎湖の重要な水源地にもなっいる減反地を田んぼとして再生し、生き物を呼び戻す活動を平成19年からスタートさせました。

図:再生流れ

この、再生された田んぼは、自然の大切さ、八郎湖の自然再生の必要性を学びながら、地元の人々との交流を活かした農業体験などが出来るフィールドです。
平成19年度から地域の小学校とともに年間を通して取り組む餅米栽培「田んぼの学校
平成21年度から地域と企業と連携した酒米栽培、酒づくり「草木谷を守る会」の独自事業として取り組んでいます。
これにより、自然再生や農業について学ぶ将来の担い手たちの育成や、地域と企業との結びつきによる八郎湖の自然再生、できたお酒での活動PR、地域の活性化など色々な力が生まれております。