平成23年6月6日
企業活性化・雇用緊急対策本部(産業政策課)

概況

県内経済は、東日本大震災の影響が続いており、製造業は、一部で被災地企業の代替生産等による生産の増加があるものの、総じて受注が減少しているほか、依然として旅館・ホテル業では宿泊客が減少しており、厳しい状況にある。

主な業種 状況
県内経済動向調査結果(平成23年4月分) 

製造業

一部で被災地企業の代替生産等による生産額の増加があるものの、総じて受注が減少している。生産額、受注額はそれぞれ前年同月比14.2%減、同12.9%減となった。3カ月先の業況見通しDIは▲19.5から▲11.8となった。

建設業

民間工事が一部で増加したものの、公共投資は弱めの動きが続いている。受注額、完工高はそれぞれ前年同月比53.4%増、同5.6%減となった。3カ月先の業況見通しDIは▲53.3から▲26.7となった。

小売業

一部で震災による買い控えがみられるものの、家電品や飲食料品の売上が増加した。売上高は前年同月比2.4%増となった。3カ月先の業況見通しDIは▲65.4から▲40.7となった。

サービス業

旅館・ホテル業は震災により宿泊業が引き続き減少している。

売上額は前年同月比5.2%減となった。3ヶ月先の業況見通しDIは▲53.6から▲3.6となった。