秋田大学大学院工学資源学研究科では、環境・リサイクル産業の振興・拡大及び環境教育等に貢献できる人材の養成を目的に、文部科学省の支援により平成20年度から平成24年度まで『あきたアーバンマイン開発アカデミー』を、 平成25年度からは秋田県との連携により工学資源学研究科内にアカデミーを引き継ぐ形で「履修証明制度」による『あきたアーバンマイン開発マイスター養成コース』を開講しました。
 環境・リサイクルに関する基礎理論や応用技術、さらに県内および国内外の社会・経済情勢などを幅広く、深い内容で学べる場が提供できたことにより、これまで合計108名の「アーバンマイン開発マイスター」が誕生し、これらのマイスターは秋田県内の各地で活躍しています。
 令和2年度からは『あきたアーバンマイン開発マイスター養成コース』を発展的に改編し、都市鉱山アーバンマインから生まれる新たな資源開発、環境・リサイクル技術に加え、 風力や地熱などの再生可能エネルギー源が豊富な秋田県において、 持続可能な開発目標(SDGs)の達成に必要な再生可能エネルギー利用技術と環境・資源リサイクル技術などを修得できる『あきたサスティナビリティスクール』として開設されました。
 
 『あきたサスティナビリティスクール』では、講義が全てインターネットで配信され、ご自宅等の遠隔から都合の良い時間に受講できます。また、講義やフィールド研修を通して秋田県内における再生可能エネルギーおよび環境・リサイクル産業に関わる実情や課題への理解が深まるとともに、 必修科目の「課題研究」で課題解決方法の調査・検討・考察を行うことにより、産業振興・環境教育など地域活性化に寄与できる人材を養成します。
 なお、本スクールは大学等における社会人や企業等のニーズに応じた実践的・専門的なプログラムとして、 文部科学省が定める「職業実践力育成プログラム(Brush up Program for professional 通称BP)」に認定されました。
 秋田県では本事業で養成された人材を積極的に活用して、環境・リサイクル産業施策推進の一層の拡充を図ってまいります。
 
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