児童虐待について

2010年12月15日 | コンテンツ番号 4896

児童虐待とは

児童虐待防止法では児童虐待を4つのタイプに分類しています。

児童虐待の4つのタイプ
虐待の種類 具体的事例

身体的虐待

子どもに暴力をふるったり、危険な状況においたりすること

  • 殴る、蹴る、踏みつける、逆さづりにする
  • タバコの火を押し付ける
  • 熱湯をかける
  • 冬外に締め出す
  • アルコールをのませるなど

性的虐待

子どもに対してわいせつな行為をしたり、子どもに命令してわいせつな行為をさせたりすること

  • 子どもの胸や性器にさわる
  • キスや性交をする
  • 性器や性交を子どもに見せる
  • ポルノグラフィーの被写体などを子どもに強要する、ポルノグラフィーを見せるなど

保護の怠慢と拒否(ネグレクト)

子どもの世話を怠ったり、ほおっておいたりすること

  • 食事や清潔な着替えを与えない
  • 家に閉じ込める(学校などに登校させない)
  • 乳幼児を家に残したまま外出する
  • 乳幼児を車の中に放置する
  • 病気なのに医師にみせないなど

心理的虐待

言葉の暴力や、無視、脅迫などで子どもの心を傷つけること

  • 「おまえなんか生まれてこなければよかった」と言う
  • 無視拒否的な態度
  • 言葉によるおどかし、脅迫
  • 他の兄弟と差別する
  • 子どもの前でドメスティックバイオレンスを行なうなど

児童虐待が子どもに与える影響

児童虐待は次のような悪影響を与えます。

虐待が子どもに与える影響
発達への影響
  • ことばの遅れ
  • 学習のおくれ

放置されることで、必要な刺激が得られず発達が遅れることがあります。欠席がちだったり、授業に集中できないことから勉強も遅れます。

心への影響
  • 情緒不安定
  • 自尊心の低下
  • 無気力

基本的な安心感を得ることができず、常に不安が高い状態にあります。また、自分自身を大切にしようとする気持ちも育ちません。

身体への影響
  • 外傷
  • 低身長、低体重
  • 栄養不良
  • 不衛生な頭髪や衣服

骨折などのけがをしたり、必要な栄養が得られないことから成長が遅れたりします。

行動への影響
  • 多動
  • 暴力的な行動
  • 不安定な対人関係
  • 自傷や自殺企図

不安から、行動に落ち着きがなくなります。また、親と同様に、暴力で問題を解決しようとする行動様式が身についていることがあります。

虐待の早期発見と予防

こんな子どもや家庭を見かけたらご連絡を!

子どもの様子

  • いつも子どもの泣き叫ぶ声や保護者の怒鳴り声が聞こえる
  • 不自然な外傷(あざ、打撲、やけど)が見られる
  • 衣服や体が極端に不潔である
  • 冬になっても寒そうな服でいることが多い
  • いつもおなかをすかせていて、食べるときはがつがつ食べる
  • いつも表情が暗く元気がない
  • 態度がおどおどしていたり、親や大人の顔色を伺ったり親を避けようとする
  • 夜遅くまで遊んでいたり、徘徊していることがある
  • 家に帰りたがらない

親の態度

  • ケガの原因の説明が不自然
  • しつけが厳しすぎる
  • 不機嫌な時に子どもにあたる
  • 夫婦仲が悪く家庭内で暴力がある
  • 育児や家事がつらそう
  • 子どもへの期待が大きすぎる
  • 子どもを自分の思いのままにしようとする
  • 地域や親族と交流がなく、孤立している
  • 小さい子どもを置いたままよく外出している
  • 子どもの養育に関して拒否的、無関心である
  • 子どもが怪我をしたり病気になっても医者に見せようとしない

サインが多く心配なときは

子どもが危険な時は警察児童相談所へ通告してください。または、関係機関(民生委員、市町村)へ連絡相談してください。

  • 疑いを持ったら、ひとりで悩まずに関係機関へ相談してください。
  • 通告した人が特定されないように秘密は守られます。
  • 虐待かどうかの判断は関係機関で行います。
  • 虐待でなかったとしても責任は問われません。

児童虐待に関する連絡先(通告先)

※休日夜間の通告先 018-862-7311(中央児童相談所)

チューリップ