秋田地域振興局では、「環八郎湖・水の郷創出プロジェクト」により地域活動の支援や、八郎湖の環境に関する普及啓発などに取り組んでいます。

平成22年5月20日(木)、取り組みの一環として、八郎湖の水源地に位置する草木谷(潟上市昭和豊川山田地区)で地元小学生による田植えが行われました。

ここ草木谷は、明治時代の農村指導者で、生涯を農村の救済に捧げ「農聖」と呼ばれた石川理紀之助翁が貧農生活を実践した地です。

石川理紀之助は、今年で133回を迎える「種苗交換会」を創設したことでも知られています。

子供たちは昔ながらの農作業を体験するとともに、水源地の役割、八郎湖について学んでいきます。

画像:カッパを着て田植えを始める様子
田植えの開始です。あいにくの雨ですが、全員カッパ姿でがんばります。
画像:作業の様子
楽しそうな声が草木谷に響きわたります。
画像:石川翁の里全景
実態にあった指導ではないという疑念に対して、石川翁はここで実際に貧農の生活を実践し証明したのです。
画像:泥んこの男の子
やっぱり男の子は元気いっぱいです。

子供たちがこのような課外活動で八郎湖の環境を学び、家に帰って家族に話すことにより、大人にも環境を考えてもらうきっかけになると思います。

このような取り組みの積み重ねが、流域全体の健全な水循環を促し、八郎湖の再生につながります。

八郎湖環境対策室も、美しい八郎湖の再生に向けて、多様な活動を応援します。