令和元年9月30日(月)、綴子農村公園(北秋田市綴子)の農業体験田にて、綴子小学校5年生18名が稲刈り体験を行いました。

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  5月に田植えを体験してから、7月に生育調査を行い、この日を楽しみにしてきたそうです。
  この日は、台風の影響が心配されましたが、晴天に恵まれ、絶好の稲刈り日よりになりました。

 

 手刈りは体勢がきつく大変でした  自動で刈り、束ねてくれます。

児童たちは機械(バインダー)を使った収穫とカマを使った手刈りの両方を体験し、刈り終わった後、「特に稲をまとめるのが難しかった。機械が導入される前の農業の大変さを知ることが出来た。」と話していました。

 

「はさがけ」の様子  稲をクロスさせて掛けていきます。

その後、伝統的な「はさがけ」で稲を乾燥させました。現在主流の乾燥機を用いた乾燥に比べ、天気に任せて乾燥させるため、時間がかかります。しかし、ゆっくり乾燥するので割れ粒の発生や味の低下が少ない、穂の形が残ったままで乾燥するので穂の実りが進むなどのメリットもあるそうです。

 

 綴子婦人会の皆さん   「こびり」の様子

稲刈り体験のあとは、皆さんが楽しみにしていた「こびり」です。こびりとは、農作業の後に食べる間食のことです。綴子婦人会の皆さんが、昔から続く農作業の後の楽しみを児童たちと味わおうと、作ってくれました。稲刈りよりも楽しみにしていた児童たちも多く、今回の体験を振り返りながら、おいしそうに頬張っていました。

 

        みんなで最後にお米ありがとう音頭!

農業体験の締めくくりに、みんなで「お米ありがとう音頭」を踊りました。5月の田植え体験の際に踊った時のことを思い出しながら、楽しそうに踊っていました。
児童たちは、これらの体験を整理して、北秋田市の産業祭(10月19・20日に鷹巣体育館で開催予定)や地域住民交流会で発表する予定です。

皆さんも是非、足を運んでみてください。


担当:北秋田地域振興局農林部農村整備課 ふる里づくり班・管理班