元気な中山間農業応援事業」を活用して、平成30年度に工事した八森地区のネギが順調に生育し、間もなく出荷を迎えます。

今回は、工事着手からネギが生育するまでの経過を報告します。

 

施工前状況です。工事実施前に溝切を実施し、表面水の排除を促進しています。

段取りが工事進捗に影響を及ぼすため、大事な工程となります。

 

施工前

[従前の水田状況(H30年10月 撮影)]

 

区画整理工の実施状況です。従前は10aに満たない狭小農地でしたが、工事実施後は、30a~40aほどの区画となり、作業効率を向上させます。

施工前1[施工状況(H30年10月 撮影)]

 

従前は排水性が悪く、水田以外の作付ができませんでしたが、地下水低減を目的とした工事を実施しました。

これにより、畑作物の作付が可能となります。

施工中2[施工状況(H30年11月 撮影)]

 

雄大な白神山地を背景に青々とネギが生育しています。順調な生育を確認できて一安心です。

(従前の水田状況写真とほぼ同位置から撮影しています。)

本工区では、白神農産株式会社さんが営農をしています。

奥に写っているビニールハウスや手前のネギ管理機についても、本事業メニューを活用して購入しています。

作付状況

[作付状況(R1年8月 撮影)]

 

中山間地域は、狭あいな立地条件であることや、担い手の高齢化の進展により規模拡大には限界感があり、農業所得の減少や耕作放棄地の拡大が懸念されております。
 「元気な中山間農業応援事業」では、地域が主体となり、中山間地域の資源を活かした創意あふれる計画を策定するとともに、これに基づき、水田の畑地化整備や地域特産品の導入、六次産業化の実践に必要な機械・施設等の導入を支援し、特色ある中山間地域農業の進展を図る事を目的としています。

 

また、本事業では農林水産省農村振興局所管の「農地耕作条件改善事業」を活用しています。