平成21年11月25日北秋田市綴子において、第2回「秋田県農地・水・環境保全向上対策に関する検討委員会」が開催されました。
  本委員会は、秋田県の農地・水・環境保全向上対策の計画的かつ効果的な実施のため、活動組織の取組の評価及び指導、助言等を行うもので、今回は北秋田市綴子地域で共同活動を実施している「綴子大太鼓の里保全隊」の活動状況の視察と、同会のメンバーとの意見交換を行いました。

保全隊の活動拠点である綴子農村公園において、藤島隊長より学校教育との連携、地域一体となった環境保全活動、遊休農地の解消・利用などのこれまでの活動の説明がありました。

場所を綴子基幹集落センターに移動し、三澤隊長代理がスライドでの活動紹介、小学生が農業体験で学んだことを発表する地域住民交流会の模様をビデオで紹介しました。

意見交換では、各団体より住民の連携や世代間交流が深まった、綴子小学校の総合学習のめあてである、地域の人、地域の自然にかかわることができた、昔の農作業を伝える影の役者として頑張っているなどの感想がありました。

委員からは世代間交流、農家・非農家の交流活動は素晴らしい子供たちの活動に感動、地域の伝統を次世代に伝えようとする意欲が素晴らしいなど、活動の取り組みを評価する感想と、世界一の大太鼓に加えて、地場産の農作物直売所を設けて綴子を売り出しては、環境保全型農業に取組むことで、環境保全に向けたステップアップになるなど、さらに地域が活性化するための意見が出されました。

意見交換の締めくくりとして、長濱委員長から対策が終わり交付金がなくなったとしても、簡単に金の切れ目が縁の切れ目にならないくらいの人間関係が本体策で出来上がったという話を聞くことができる、自立した活動の継続のためには、ビジネスに発展させていくことが一つの大きなテーマという感想、助言がありました。

画像:現地視察の様子
現地視察を行う委員のみなさんと綴子大太鼓の里保全隊の藤島隊長
画像:活動紹介の様子
活動状況を説明する三澤隊長代理
画像:意見交換の様子1
検討委員会のメンバー
画像:意見交換の様子2
綴子大太鼓の里保全隊のメンバー

  今後本検討委員会では、県内の活動状況等を踏まえ、その効果等について評価を行っていくこととしています。