Akitaふるさと活力人養成セミナー(第2期:H19-20)第11回セミナ-フォロ-アップ

2014年12月26日 | コンテンツ番号 3451

(秋田県中山間地域土地改良施設等保全対策事業/ふるさと水と土指導員養成研修)

第11回セミナ-の内容と第12回セミナ-課題(セルフプレゼン)へ向けて

画像:Akitaふるさと活力人養成セミナー第2期第10回セミナー現地企画より

第11回セミナ-について

今回のセミナ-の開催目的は、

  1. 現地企画の振り返り(反省等)を行うことで、「講義で学んだ知識」と「実践による経験」の融合を図り、スキルの定着を促進する。
  2. 講師-受講生で、ディスカッションを通して「地域活性」とは何かを再考する。
  3. 第12回セミナ-で行う「セルフプレゼンテ-ション」へ向けてのオリエンテ-ション。

でした。第11回セミナ-を欠席した受講生のみなさんは、この目的を念頭におき以下に記すフォロ-アップを参照しながら、自分なりの『考え』を整理してください。
《参考》当日の『日程表』と『アンケ-ト』はダウンロ-ドから

現地企画の振り返りについて

画像:セミナー用スライド「現地企画を振り返って」

まず始めに、現地企画を振り返り返って『何がうまくいったと思いますか?』『じゃぁうまくいった原因はなんだと思いますか?』の問いに対して、受講生各々が考える事を1人ずつ発表しました。受講生の発表内容をまとめた板書は以下の写真です。

画像:板書1 画像:板書2
左右のアップです。
向かって右アップ
画像:板書3
向かって左アップ
画像:板書4

板書の内容のまとめ

(みんなの発言を基に、《よかった点(原因など)》の表記で箇条書きします。)

当日までのプロセスについて

  • 天候に恵まれた。(運。灯ろうは雨だったら悲惨だった。)
  • 灯ろうがとても良かった。(灯ろうの数が多くて良かった)
  • 地元の人との共同作業・協力(地元お母さんたちの団結力、すばらしい技術とネットワーク、対応が柔軟。つまり、準備&対応がとても良かった。)
  • タイムトリップ写真館のの評判良かった。(場所の良さ)
  • インターネット掲示板を良く活用して準備がスムーズにできた。(情報のシェア)
  • 開催時期が良かった。(意図的ではなかったが)
  • 子供たちのおかげ(和やかなものになった、外から来た人を引きつけた)
  • カレーの場所が良かった。
  • 食中毒が出なかった。
  • 各自役割をきちんと果たしていた。
  • 「かたくり館」という設備があった。(場所の良さ)

以上が、受講生から出た内容です。
※1.欠席したみなさんも自分なりの考えを書き出して整理してみてください。

次に、現地企画を振り返り返って『何がうまくいかなかったと思いますか?』『じゃぁうまくいかなかった原因はなんだと思いますか?』の問いに対して、『当日までのプロセス』と『イベント当日』それぞれについて受講生各々が考える事を1人ずつ発表しました。
 受講生の発表内容をまとめた板書は以下の写真です。

画像:板書5

板書の内容のまとめ

(みんなの発言を基に、《反省点(原因など)》の表記で箇条書きします。)

当日までのプロセスについて

  • 掲示板の活用開始まで時間がかかった。
    (波に乗れなかった。もっと早く活用すべきだった。)
  • 顔の見えない中でのコミュニケーションは難しい。
  • 途中から参加した人は進行のイメージが湧かない、分からないで入りづらい。
  • 情報共有の点、コミュニケーションの点で掲示板の利点と限界があった。
  • 議論を深める、詰めをする場合は掲示板には限界がある。
  • 菅原先生の講義で、アートとは?自画自賛は果たしてアートなのか?で頭が混乱して中身を絞り込めなかった。
  • 掲示板に反応する人が段々固定されてしまった。(実質6~7人でのやりとり。活力人の中で温度差があった。
  • 掲示板は決まったことを報告するにはGOODだが、そこで議論するのは難しい。
  • 現地に当日までの間に2~3回しか足を運べなかった点。(理解の広がりが薄。「また来たのか?」って言われるくらい現地に足を運ぶべきだった。)
  • 地元の人を巻き込む点で、栗の時期に重なってしまい、出たいけど出られないという声があった。
  • 計画・準備から開催までの時間が長すぎた。(もっと短い期間に集中したほうが良かった。)
  • イベントの開催時間も長すぎた。中だるみになってしまった。(午後からの短時間帯にするとかすればよかった。)
  • イベント準備への受講生の参加が少なかった。(もっと人数がいればアイデアも出たはず。)
  • イベントの全体像を掴んでいたら、もっと地元の方に説明できた。(イベントのイメージがぼやけてしまった。)

イベント当日

  • 場所と時期の選定にミスったか?
  • 駅伝等地元イベントと重なってしまった。
  • 対象を内部にするなら、栗拾いの時期ではないほうが良かった。(外部向けとしてはこの時期が良かったが、今回は地域内活性のためのイベントだったので、地元の状況をもっとリサ-チすべきだった。)
  • お宝展を夕方に「かたくり館」へ移したのは成功。(臨機の対応)
  • タイムトリップ写真館の着付け人が不足だった。

以上が、受講生から出た内容です。
※2.欠席したみなさんも自分なりの考えを書き出して整理してみてください。

熊谷先生のコメント(参考)

  • 当日どんな事(具体的にどんなことをするのか)なかなか情報共有しづらかった。当初カレ-・ささら・お宝マップいろいろあって、焦点が絞りきれなかったのでは?一点突破のほうがやりやすかった可能性を示唆している。
  • チームとして『コレをやるんだ!』というものがはっきりしないとモチベーションあがらない。そして、地域の方に伝わらない。
  • 疑問があったら詰めなくちゃいけない。
  • 地元に入る数と、イベントの成功率はある程度比例する。
  • 農山漁村の場合、自治会長のように表に出るべき人・旗振り役などのリーダーに対して、どれだけ自分たちの思いを伝えられるかが決定的なものになる。そういった人たちを立てながら、地域の人的・物的資源をコーディネートする人材、つまり活力人(ある意味黒子役)を育成するためにセミナ-を開催している。
  • じいさんばあさんに気に入られながら話を聞きだし、でも自分たちの意見を聞いてもらってという、能力が何かやるときに重要となってくる。

地域活性の再考について

(参考までに、以下に当日の講義PPの写真を、羅列ですが掲載します。
必要と思われる箇所には簡単なコメントを記載しています。)

画像:当日の講義のパワーポイントスライド1
・世界人口動態(横軸:西暦、縦軸:世界人口)
・人口の推移について、どのような世界情勢の中で人口の急激な増加が起こったのかについて考察しました。
画像:当日の講義のパワーポイントスライド2
・野生のトナカイがいない島にトナカイを持ち込んで行ったトナカイの個体数増加についての実験デ-タ。
・個体数の増加に対して、ある程度増加すれば増加を抑制しようとする力が働く。その力が働く量を環境収容量という。(写真中オレンジ色の線)
・環境収容量を超えて増加し続ければ、自然界ではクラッシュが起こり個体数の激減が起こる。トナカイを例に人口増加について考察しました。
画像:当日の講義のパワーポイントスライド3
・地球上に存在する地下資源の埋蔵量について。
・資源には限りがある。しかし、資源の利用によって人類は繁栄してきました。もし、資源が枯渇したら、これからの人類は存亡できるのでしょうか?
画像:当日の講義のパワーポイントスライド4
・人口増加の要因について。
・人口増加のグラフやトナカイの個体数変化、人口増加と消費資源について考察した後、人口が増加している要因について考察しました。
画像:当日の講義のパワーポイントスライド5
・セミナ-開催についての再確認。
・なぜ活力人養成セミナ-を開講しているのかということについての再確認を行い、地域の活力がなくなるのは、本当に人口増加と相対する人口減少(過疎化)によるものなのかという考察をしました。
画像:当日の講義のパワーポイントスライド6
・日本における人口減少について。
・全国的には人口増加。しかし、農山村部においては人口減少(過疎化)が進行。それはなぜ?人口減少は地域の衰退ということになるのか?
画像:当日の講義のパワーポイントスライド7
・少子化の是非について。
(以下写真2枚が、受講生が人口減少の利点と問題点について発言した板書の写真です。)
画像:当日の講義のパワーポイントスライド8
・人口減少の利点と問題点の板書。
画像:当日の講義のパワーポイントスライド9
・なぜ人口減少が問題なのか?の板書。(見づらくてごめんなさい。↑)
画像:当日の講義のパワーポイントスライド10
・過疎についての考察をしました。

人口減少による利点・弊害について

受講生から出た意見

  • 利点
    • 居住スペースが広くなる。
    • 教育の質が良くなる。
    • 環境汚染が無くなる(マクロ的視点)
    • 食料・物資が少しでいい。
    • 人が少なくなってまとまりやすくなる。
    • 山菜が採れる。(競争が減る)
    • ゴミが減る。
    • 年よりの居場所ができる→自殺が減る→年よりが活発になる
    • 都会からの移住者が来やすくなる。
  • 弊害
    • 公共(自治体)サービス低下
    • 地域が活気づかない。
    • 一人の負担が多くなる(社会保障)
    • 祭りなどの伝統行事が無くなる
    • 何をするにも人手不足。
    • 孤独感。
    • 学校に通いづらくなる→教育低下

※3.欠席したみなさんも自分なりの考えを書き出して整理してみてください

画像:当日の講義のパワーポイントスライド11
・地域活性についての再考。~その1~
画像:当日の講義のパワーポイントスライド12
・地域活性についての再考。~その2~

地域活性とは何か?(その1・その2について)

受講生から出た意見

  • 住みやすい、精神的満足につながらない活性化は活性化ではない。
  • 精神的満足は、地域に住む安心感、地元が好きだから。不満だから、好きになりたいから活性化したい。
  • 良好な人間関係。
  • 都市化→今はそういう時代じゃない。田舎にしかないもの大事にしなきゃいけない。  

熊谷先生

  1. エネルギー(石油とか)が入ってこないと厳しいが、なんとかなる。しかし、食料が入ってこなければ致命的でありアメリカに逆らえない。国の問題。食の安全・安心、持ってくるエネルギーは大変。それを考えると食料自給率は重要→生産地としての中山間地は重要。機能的に絶対必要。
  2. 東京(都会)は自分たちが他の命に支えられている事を感じることが希薄である。農山村地域は他の命を頂いているという命と命の繋がりがみえやすい。

以上2点や「好きだ!!」と、だからどうにかしたい、愛着があるから大切にしたい。→それが地域活性へ繋がる。

※4.欠席したみなさんも自分なりの考えを書き出して整理してみてください。

画像:板書6
・地域活性の判断基準とは?(見づらくてごめんなさい。)

・何をもって地域活性とするのか?(判断基準)
~判断基準は定量的判断を要するか?どの期間を対象とするか?~

受講生から出た意見

  • 地元の人が誇りや笑顔を持っていれば、外部の人がまた来たいと思う。
  • 新規就農数、農家所得、自給率が高い。
  • イベント、行事等で1人でも地域の良さに気づけば、それだけでも言えるのでは。
  • 人それぞれなので難しい。生産・共同活動が出来ていればそれで良いと思うし、50年60年続けばそれで活性化していると思う。(内面的だが)
  • 次世代まで続くことが活性化。  

熊谷先生

  • 精神的なもの、経済的なもの。どちらが大事?
  • 政策論でいったら経済的なものは抜けないが、数値化出来ないことこそが大切。
  • 知恵・技・技術を認識することは大事であり、そこの地域への気持ち・思い・誇りが無い地域づくりは無い。

※5.欠席したみなさんも自分なりの考えを書き出して整理してみてください。

第12回セミナ-のセルフプレゼンについて

画像:パワーポイントスライド「最終課題作成に向けて」

次回セルフプレゼンで盛り込む内容

1~5でみなさんが書き出して整理した事項を基にして。。。

これまで ~何を学んだか?~

  • 活力人セミナーの2年間で何を学んだか?何を学べなかったか?
  • 講義だけではなく、話し合いなども含めて、セミナーが無かったら感じることのなかったもの、学べなかったもの。
  • 地域に入ることの難しさなど何でもいい。

これから ~今後何をしたいか?~

  • 今働いている職場や住んでいる地域で、活力人セミナーで学んだこと、培ったものを基に何をしたいか?
  • 派手なものでなくていい、周りの縛り等がある中でも、それでもやってみたい、出来そうなもの。
  • 今あるネットワークでいい。ただ、自己満足ではダメ、周囲にポジティブな影響を与えるもの。
    • 何のために?
    • 誰と?
    • どのように?
    • どれくらいの期間で?
    • お金(予算)は?
  • それをやることによって、職場が、地域がどうなることを期待するのか?
  • その企画をやることで向こう何年くらい地域がどうなるか?

セルフプレゼンテーション発表形式等

  • 開催場所:国際教養大学(予定)
  • 開催時期:1月下旬(未確定。決まり次第、後日連絡します。)
  • 発表時間:1人10分以内
  • 発表形式:パワーポイント等のプレゼンソフトで。(OHPも可。)

発表にあたって

  • プレゼン力を重視すること。
  • 淡々と読み上げることで終わらせないこと。
  • ドラマチックに、しかも誠実に。
  • 衣装で引きつける等なんでもいい、発表では何か工夫する。
  • 今後、やりたいことを職場もしくは地域に売り込むという意識で、「○○をやらせてほしい!!」という熱意を持って。
  • 実際を意識して本番モードで。

※以上が『第11回セミナ-フォロ-アップ』です。まとめをご覧になって、疑問や不明な点等ありましたら、事務局佐藤(018-860-1851)or高橋(1852)まで連絡ください。