佐藤養助商店漆蔵資料館土蔵1件

漆蔵資料館2階

 漆蔵資料館(旧小泉家土蔵)は、明治から豪商の町として栄えた横手市増田町の中心市街地の一角に建っている。小泉家は江戸時代から8代続いた商人・大地主の家柄であり、この土蔵は文庫蔵として建設された。現在は稲庭うどんに関する資料館として活用されている。
 基礎は切石布積、側面の壁は白黒の漆喰で塗り分けられている。内部は、現在では非常に貴重となった太い杉、欅、栗材で組み立てられ、漆を塗り上げて華やかに仕上げられている。秋田県の土蔵の様式を知る上で貴重な建造物である。
 1階座敷部分を平成13年に改修しているが、これ以外は建立当初のままの姿を保っている。