『農業農村整備フェア』 ~第140回秋田県種苗交換会~

2017年11月10日 | コンテンツ番号 30110

 本県最大の農業の祭典である「秋田県種苗交換会」が、平成29年10月31日から11月7日までの6日間にわたり由利本荘市で開催されました。今年で140回目の種苗交換会は明治11年以来一度も休会することなく続いているイベントであり、「鳥海の大地の恵 未来へ繋ぐ 食の道」をキャッチフレーズに、農業功労者表彰や農産物出品展示、最新の農業機械の実演など様々な企画が実施されました。7日間を通して、県の内外から77万8千人(主催者発表)が訪れました。

主会場 由利本荘市総合体育館
〈主会場 由利本荘市体育館〉
主会場 全景
〈主会場 全景〉
写真:主会場 入口 [218KB]
〈主会場 入口〉
農産物出品展示
〈農産物出品展示〉

農業農村整備フェア

 種苗交換会では、水土里ネット秋田、秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会、東北農政局平鹿平野農業水利事業所、田沢二期農業水利事業所、旭川農業水利事業所、西奥羽土地改良調査管理事務所及び秋田県が協賛し、「農業農村整備フェア」を開催しました。

 「農業農村整備フェア」では、農業農村整備の広報活動として、国、県営事業を紹介するパネル展示を始め、農村風景カレンダーづくり(顔写真入り)、小水力発電や地下かんがいシステムの模型展示、農業農村整備に関するアンケート(回答者にはポップコーンを配布)等を行いました。

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〈農村風景カレンダー表面〉
農村風景カレンダー裏面
〈農村風景カレンダー裏面〉
農村風景カレンダー受付
〈農村風景カレンダー受付〉
小水力発電模型展示
〈小水力発電 模型展示〉
農業農村に関するアンケートコーナー
〈農業農村整備に関するアンケートコーナー〉
グリーン・ツーリズムの紹介
〈グリーン・ツーリズムの紹介〉

  身近にある農地や用排水路などが、私たちの“食”に欠かせない農業生産の基盤であるということ、また、日本型直接支払制度等による地域活動や土地改良区の取組みなどが、地域資源を守り、そして秋田が誇る美しい農村風景を支えているということを、少しでも伝えられればと思いこのフェアを開催しています。

 「農業農村整備」は、地域の環境・資源を守り育て、後世に受け継がれる豊かで住み良い農村(ふるさと)づくりを目指しています。

 来年度は秋田市での開催を予定しております。ぜひお越しください。

・秋田の農聖 斎藤宇一郎について...

 第1回目の種苗交換会が開かれた明治11年頃は、農村同士で交流する機会がなく、農業技術を教え合う場がありませんでした。当時の農業指導者は各農村の優れた農業技術を共有することが県の農業発展につながると考え、情報交換の場として種苗交換会を開催し、各地域の農村を回り、農業指導にあたりました。
 種苗交換会の歴史を語るうえで、忘れてはならない三大先覚者として石川理紀之助翁、森川源三郎翁と並び称されるのが斎藤宇一郎翁です。

 斎藤宇一郎は、旧由利郡平沢村(にかほ市平沢)に生まれ、農業指導だけではなく、農業・農村振興に関する法律提案や鉄道・漁港の誘致など多方面で農業農村の振興に尽力しました。特に乾田馬耕と耕地整理の推進によって農業の近代化に大きく貢献しました。乾田馬耕の推進により、当時秋田県では常時湛水状態が当たり前であった湿田を、現在の田んぼに近い排水可能な乾田に変え、鍬で耕す作業を馬に引かせることで、大幅な作業効率、品質の向上・収量増加につながりました。作業の効率化を目的とする耕地整理の推進にあたっては、耕地整理によって損をする農家に対し、自分の所有地を与えるなど、熱心に事業を進めました。旧由利郡には、乾田馬耕の記念碑が各地に点在し、歴史的な農業革命であったことが想像できます。

※斎藤宇一郎 関連リンク

あきた文化的施設案内処 斎藤宇一郎記念館
『2012語り部交流会inあきた』を開催しました