腸管出血性大腸菌による食中毒に注意しましょう

2017年07月03日 | コンテンツ番号 26614

 腸管出血性大腸菌とは?

  

 大腸菌は家畜や人の腸内にも存在する細菌で、ほとんどのものは無害ですが一部に人に病原性を示すものがあり、病原性大腸菌と呼ばれています。さらに病原性大腸菌の中で、毒素を産生して出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群を起こすものがあり、これらは腸管出血性大腸菌(EHEC)と呼ばれます。

 

 EHECによる食中毒は、食肉の加熱不足を原因とするものや、平成26年には静岡県でイベント時の臨時営業における冷やしきゅうり、平成28年には東京都と千葉県で老人福祉施設における給食のきゅうりのゆかり和えなどでも発生しており、老人福祉施設での発生事例では10名が亡くなっています。特に若齢者や高齢者は重篤化することが多く、注意が必要です。

 腸管出血性大腸菌による食中毒を予防するには?

 予防のためには以下のことが重要です。

  • 生食用として適切に処理されている食肉以外の食肉は生で食べないこと
  • 食肉は中心部まで十分に加熱すること
  • 食肉を触った後は必ず手を洗うこと
  • 食肉と他の食材で調理器具を使い分けること

 若齢者や高齢者など抵抗力の弱い方へ食事を提供する給食施設等では特に注意が必要です。上記の他に、生食用野菜は殺菌して使用するなど十分な対策を取りましょう。