07 植栽業務(平成18年度実施)

2014年02月26日 | コンテンツ番号 2556

効果的な自然再生の方法を見極めるために、試験的に植栽を行いました。

  • 委託期間:平成18年10月2日 ~ 平成18年10月30日
  • 委託実施:山一林業 株式会社
  • 委託内容:土壌改良、山取苗採取、山取苗植栽
0.70 ha 1,505 本
植栽箇所 植栽方法 植栽面積 植栽本数
施工数量一覧
野外活動センター付近 島状植栽 0.40 ha 1,296 本
南側牧場利用地付近 列状植栽 0.30 ha 209 本

土壌改良について

事業地は、土壌が硬く、養分も少ないため、樹木を根付かせるためには土壌改良を行う必要があります。
土壌改良は次の3とおりの作業に分かれます。

耕起作業

写真:耕起作業の様子

30cm程の深さで土壌を掘り返します。

土壌改良材散布

写真:土壌改良材を散布している様子

土壌を柔らかくするために、バーク堆肥を投入します。

砕土作業

写真:土を砕いている様子

ロータリーで土を砕いて、土壌改良材を鋤き込みます。

山取苗の採取について

植栽に使う苗木は、事業地内に自然に生えているブナの稚樹を利用しました。
これらの稚樹は非常に密生して生えていて、光や養分を奪い合っていずれほとんどが消えてしまいます。山取苗の利用は、稚樹の間引きも兼ねて行います。

写真:苗の採取の様子 写真:トラックに積み込まれた苗

島状植栽について

島状植栽とは、30m×30mの植栽区画(島)を約50m間隔に配置する植栽方法です。
広大な草地内に島を点在させることによって、鳥類や動物の移動経路となり、森林の連続性を確保することが出来ます。
平成18年度は試験施工のため、島の大きさを20m×20mに設定しました。

図:植栽の考え方
図-1 植栽の考え方

施肥

写真:肥料を穴に入れる様子

施肥の量は20リットルで、植穴容積の約1/3にあたります。
完熟堆肥のみとバーク堆肥のみ、両方をブレンドしたものの3種類のやり方を試しました。

苗木

写真:今回の苗木

苗木は30cm~50cmの小苗と1m以上の大きな苗を使用しました。

植栽方法

写真:3本植え

雪害や食害に効果があると言われる巣植え(3本植え)の方法も試しました。

植栽状況

写真:棒でつき固める様子

苗木は浅く植えて、根と土の間に隙間ができないよう棒で突き固めます。

列状植栽について

列状植栽とは、一辺4mの正方形の頂点を植え付け位置とする植栽方法です。
点在する草地内で、面積の小さい箇所やブナ林の近辺を全面的に植栽する場合に用います。

植栽方法

写真:斜め植えされた苗

今回植栽した箇所は、少し傾斜がきついため、雪害に効果があると言われている斜め植えの方法を試しました。

植栽地全景

写真:植栽地全景

今回は森吉山麓高原に適した植栽法を見つけるために、様々な方法を試しました。
今後は植栽の結果を調査しながら、効果を判断していきたいと思います。