05 実施計画素案策定委託(平成18年度実施)

2014年02月26日 | コンテンツ番号 2470

自然再生事業実施計画を作成するために、現地調査を実施しました。

  • 委託期間:平成18年6月7日 ~ 平成18年10月25日
  • 委託実施:株式会社 緑設計
  • 委託内容:森吉山麓高原内の植生調査、森林整備計画作成
項目 内容 数量
委託項目
山取苗供給量調査
  • ブナ等広葉樹の山取苗の採取範囲及び採取可能本数を調査
  • コドラート法 2m×2m~10m×10m
8箇所 
天然下種更新補助
作業地調査
天然下種更新補助作業実施箇所の発芽状況調査
平成17年度実施箇所
5箇所 
播種試験地調査 2箇所
森林整備計画作成 自然再生実施計画に盛り込む植栽計画
及び保育計画を作成
一式

山取苗供給量調査結果

森林を再生するための種子や苗木は、遺伝子の攪乱を防ぐために事業地内から採取することとしています。事業地内で採取可能な稚樹の本数を調査した結果、ブナの稚樹本数は約6,100本、ブナ以外の広葉樹では約9,100本と推定されました。ブナ以外の広葉樹は、アカイタヤ・ハウチワカエデ・ウワミズザクラ・ウダイカンバなどが確認されました。

写真:ブナの稚樹
写真1 ブナの稚樹
写真:アカイタヤの稚樹
写真2 アカイタヤの稚樹

天然下種更新補助作業地調査結果

平成17年度にブナ等の種子の活着を補助するために、ブナ林の林縁部5箇所で、耕起作業を行った箇所の経過調査を実施しました。
調査の結果、ブナとアカイタヤのほか、ヤマモミジ・ナナカマド・ウワミズザクラなどの発芽が確認されましたが、土壌が非常に硬く、耕起だけでは土壌改良の効果が期待できないように思われました。

写真:耕起直後の様子
写真3 H17耕起直後
写真:耕起1年後の状況
写真4 耕起1年後の状況

播種試験地調査結果(事業地内)

平成17年度にブナの種子を播種した箇所の生育状況を調査した結果、75m2の範囲内に約7,500本が生育していることが確認されました。播種量から換算すると生存率は約4.6%になります。
林縁に近いほど生存率が低くなる傾向が見られましたが、原因の特定は出来ませんでした。

写真:生育良好な試験地の様子
写真5 播種試験地(生育良好)
写真:生育不良な試験地の様子
写真6 播種試験地(生育不良)

播種試験地調査結果(事業地内)

秋田市河辺にある秋田県森林技術センター苗畑内では、約50,000本の発芽が確認されました。播種量から換算すると生存率は約57%になります。

写真:苗畑 写真:苗畑のアップ
写真7、8 森林技術センター苗畑の状況