都会の中学生と秋田の農家 元気交流30年リレートーク(参加者の声を追加しました)

2008年03月27日 | コンテンツ番号 2433

写真:リレートーク 壇上の方々

平成19年11月23日(金)、仙北市田沢湖町の「たざわこ芸術村」で、東京都町田市の和光学園和光中学校が秋田県仙北地域への学習旅行を始めて今年で30回を迎えたことを契機に、同校の卒業生や父兄、学校の先生、農業体験の受入農家などが一同に会して、「都会の中学生と秋田の農家 元気交流30年リレートーク」が開催されました。
リレートークの中では、和光・秋田の双方から、これまでの交流の軌跡を振り返るとともに、今後の展望についても語り合いました。受け入れを始めた頃の想い出や成長する子どもの様子などの熱いトークに、会場は笑いと涙に包まれ、大いに盛り上がりました。
これに併せて、農家による新米や漬け物などの「軽トラ市」や、秋田学習旅行の写真展、生徒の手作りによる壁新聞展、受入農家への訪問なども行われました。

2007年度の第30回秋田学習旅行のフォトギャラリー(和光中学校サイト)

会場の外で行われた壁新聞展示や軽トラ市など

写真:軽トラ市1 写真:軽トラ市2 写真:軽トラ市3
軽トラ市の風景。懐かしい顔との涙の再会など、軽トラの前でも数々のドラマが生まれました
写真:ロビーの展示1 写真:ロビーの展示2 写真:ロビーの展示3
ロビーに展示された写真と壁新聞。受入農家の方々はこうやって過去に受け入れた子ども達のひとりひとりの人生の一部を大切に保存しています
写真:佐藤局長
仙北地域振興局 佐藤局長
写真:佐々木美智秋さん
佐々木美智秋さん(受入農家代表)

30周年のお祝いに主催者として参加させていただき感謝しています。この取り組みには学習旅行トップランナーとして力を与えていただいたと思っています。
 自分自身、農政にたずさわってきた人間として反省している点もあります。それは「この流れ・活動にもっと早く注目し、もっと耳を傾け、理解を深めて共感を深めていくことができれば、この動きをもっと多くの県内の農家の皆様に取り入れ、誘うことができたのではないか」ということです。
 農村の中で、豊かな自然の中で、厳しい自然の中で、人々の暮らしやいろんな知恵は、人格の形成に大変大事なものです。美しいもの、やすらぐもの、いやされるもの、おいしいもの、楽しいもの、五感にうったえるものが、農村や農業の中に普通にあるわけで、その「気づき」が、受入農家にとって誇りを取り戻すきっかけとなり、農業を変えていく、農村を変えていく力があるのではないかと思っています。
 地域活性化や子どもの教育のための一つの方法として、もっと強く教育交流を取り上げるべきでないかともおもっています。そして現在、国でも、農水省、文科省などが連携して教育交流を大きく取り上げようとする動きがあります。
 もちろんこのような政策の流れは大事にする必要がありますが、「教育交流の根本にあるものは、生徒と受入農家一人一人の『人格の交流』である」ということを決して忘れてはならないと思います。
(局長あいさつより趣旨抜粋)

写真:感謝状贈呈の様子1
県知事からの感謝状
写真:感謝状贈呈の様子2
仙北市からの感謝状
写真:感謝状贈呈の様子3
大仙市からの感謝状
写真:和光中学校両角校長
和光中学校両角校長
写真:雲雀さん
受入農家の一人、雲雀さん。夫婦で今までにたくさんの子ども達を受け入れてきた。
写真:雲雀さんの息子さん
両親が子どもの受入を実施する姿を見て育ち、農業後継者としての道をえらんだ雲雀さんの息子さん
写真:藤井さん
受入農家の一人で、秋田の農家民宿第1号「泰山堂」の藤井さんも、たくさんの子ども達を見守ってきた
写真:佐々木さん
もっともっと早くこの取組に参加していればよかったと、振り返る受入農家の一人、佐々木さん
写真:星野先生
コーディネーターは和光中学校でこの取組の主たる役どころを担っている星野先生
写真:中村さん
現役の子どものPTA代表として、教育交流を通じて子どもや家族の変化を語った中村さん
写真:村上さん
卒業生で現在大学で写真を学んでいる村上さん。現役の和光中の教育旅行に付き添って写真を撮影している
写真:新聞記者の細川さん
卒業生で現在は新聞記者の細川さん。自分の人生への影響を例に、農家とのふれあいの価値を語った

会場からも受入農家やその後継者達、行政関係者などからの思い出話や感想がたくさん出てきました

写真:リレートークの様子1 写真:リレートークの様子2

写真:リレートークの様子3 写真:リレートークの様子4

写真:長谷部課長
秋田県農山村振興課 長谷部課長
写真:中野部長
東北農政局農村計画部 中野部長

リレートークの後、受入農家と和光中学校の関係者・OBOGなどが一斉に集う交流会が開催されました。その宴は笑いと涙にあふれ、その心と心の交流の深さを感じました。最後には(和光中学校では生徒達の間では恒例となっているとのことですが)、PTAの方々が即興で練習した「大地賛頌」・「ふるさと」の大合唱が、会場に深夜まで鳴り響いてました。
このような交流は、その仕組みづくりだけではなく、そこで実際に交流するその当人同士のお互いの信頼関係が何よりも重要だというのをつくづく感じさせられるイベントでした。

※参加者の声を追加しました。下記よりPDFでダウンロード出来ます。

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