02 森吉山麓高原自然環境調査(平成17年度実施)

2014年02月26日 | コンテンツ番号 2421

自然再生事業の基礎資料を得るために、平成16年度に引き続き自然環境調査を実施しました。

調査期間

平成17年 9月22日 ~ 平成18年 3月17日

調査実施

エヌエス環境株式会社 東北支社 秋田支店

調査内容

森吉山麓高原内の林分調査及び稚樹調査

調査項目

項目 調査方法 数量
調査項目表
天然下種更新稚樹調査
(林縁部母樹対象)
  • ブナ壮齢林、ブナ若齢2次林、サワグルミ林
  • コドラート法 50m×50m
8箇所
自然植生域の林分調査
  • ブナ林、サワグルミ林、ヤチダモ林
  • コドラート法 50m×50m
3箇所
開放空間における稚樹分布状況調査 東西南北(4方向) 1箇所
天然下種更新補助作業 林縁部の耕起 6,200m2 1式
種子の採取及び播種 1式

林分調査結果

天然下種更新により発生した稚樹は、高さ50cm未満のものが最も多い事がわかりました。
また、ブナ稚樹の分布は、母樹から10~15mの範囲に最も多く、それ以上離れた範囲では、アカイタヤカエデやハウチワカエデ等が多く分布している事がわかりました。

ブナ林内には、高木層にブナ、ハリギリ、トチノキ、アカイタヤカエデ、亜高木層にハウチワカエデ、草本層にチシマザサが生息している事が確認されました。
また、サワグルミ林やヤチダモ林の各階層の中にもブナの個体が多数確認されたことから、将来的にはブナ林へ遷移していく事が推測されました。

天然下種更新補助作業について

ブナ等の種子の活着を補助するために、ブナ林の林縁部5箇所で、耕起作業を行いました。

写真:耕起作業の様子1 写真:耕起作業の様子2
写真1、2 天然下種更新補助作業の状況

種子の採取と播種について

平成17年度は、ブナ種子の豊作年でしたので、種子の採取を行いました。
10月6日から10月28日の間に約29kg、約25万粒の種子を採取し、そのうち約19kgを事業地内に播種し、約10kgを秋田市河辺の森林技術センター内の苗畑に播種しました。

写真:ブナ種子のための青いネット 写真:ネットにブナ種子が採取されている様子
写真3、4 ブナ種子の採取状況
写真:種を蒔いた場所
写真5 事業地内の播種地点
写真:苗畑
写真6 秋田県森林技術センター内の苗畑