縄文遺跡群世界遺産登録推進秋田フォーラムが開催されました。

 3月26日(日)、秋田市にぎわい交流館(AU)3階多目的ホールを会場に、「平成28年度縄文遺跡群世界遺産登録推進秋田フォーラム 遺跡が語る 北海道・北東北の縄文」が開催されました。
 このフォーラムは、秋田県と北海道、青森県、岩手県の17遺跡で構成する「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録に向けて、縄文文化や縄文遺跡の学術的価値とその魅力を伝えるとともに、登録に向けての気運を高めることを目的として、秋田県教育委員会と縄文遺跡群世界遺産登録推進本部が主催したもので、当日は170人を超える参加がありました。

 前半は、縄文遺跡群の構成資産である二ツ森貝塚(青森県七戸町)、キウス周堤墓群(北海道千歳市)、伊勢堂岱遺跡(秋田県北秋田市)、大湯環状列石(秋田県鹿角市)の四つの遺跡について、各市町の担当者からそれぞれの遺跡の魅力や価値について報告がありました。

写真 フォーラム会場の様子 写真 キウス周堤墓群について報告のようす

 後半に行われた講演では、(財)北海道埋蔵文化財センター常務理事の長沼孝氏が、「縄文遺跡群を観るポイント~縄文旅を通して」と題して、縄文遺跡群を巡る旅の楽しみ方などを紹介してくださいました。最後に、元秋田県立博物館長の冨樫泰時氏より全体の講評をいただき、フォーラムは盛会のうちに終了しました。

写真 長浜氏の発表のようす 写真 冨樫氏の講評のようす