平成28年度秋田県青年・女性漁業者交流大会を開催しました

2017年01月24日 | コンテンツ番号 21218

 平成29年1月17日(火)に秋田県生涯学習センターで55回目となる秋田県青年・女性漁業者交流大会を開催しました。当日は100名を超える方々にご参加いただきました。
  (たくさんの方々にご参加いただきました)

 

【研究活動発表】

 研究活動発表では、2組の団体の代表者から地域で行っている取組について発表がありました。

1 秋田県漁業協同組合北部総括支所岩館浅海組合の干場次丸さんが岩館の海にアカモク(ギバサ)を増やすため、袋に母藻を詰めて海中に沈める方法で増殖を行っていることや、アカモクを採ることのできる時間を決めて資源管理を行っていることなどについて発表しました。

(実体験に基づいた丁寧な発表でした)

 

2 秋田県漁業協同組合北浦総括支所青年部の檜山和海さんが、より良い漁獲物を出荷するために地域の漁業者が一体となって、血抜きや神経抜きなどの技術取得に取り組んでいること、将来は漁業収入の増加による経営の安定と、子どもたちが憧れるカッコいい漁師のモデルになることを目標に頑張っていることなどについて発表しました。     
 

(明快でわかりやすい発表でした)

 

 今年の研究活動発表の優秀賞は北浦青年部の取組が受賞しました。今回発表いただいた以外にも、県内の各団体には持続的な漁業や魚価向上などに向け、ますます積極的に取り組んでいただきたいと思います。

 

 

  

 

 

(受賞おめでとうございます。今後もより良い漁獲物を出荷するため、取組を続けてください)

 

【特別報告】

 男鹿海洋高等学校の生徒は、地元の企業に原材料を提供してもらい製品開発に取り組んだ、「ブリの缶詰」と「アジの薩摩揚げ」について、開発の状況を報告しました。
 会場からは「大量に漁獲され安価に取引されている魚についても鮮度保持を行うと良い加工原料になると思う」、「どこにもない高級な商品を作るという考え方もあって良いのではないか 」などの助言や感想がありました。
  (今後の商品化が楽しみです)   

 

【女性部・漁業士会活動報告】

 秋田県漁業協同組合女性部から東北で初めて全国漁協女性部連絡協議会の研修を受け入れたことについての報告と、秋田県漁業士会から平成28年度の活動報告がありました。

 

 


(漁業士会は浜の先頭となり様々な活動をされてます)

 

 

【水産振興センター研究成果報告】

 当センターからは研究成果として、「近年は沿岸域で春から夏の海水温が上昇する傾向にあり、沿岸域を生活・産卵の場とする魚介類への影響が推察される」、「暖水性の魚の中には近年漁獲量が増加傾向の種類もいるが、これらの利用は少なく、今後は利用法を考える必要がある」とのことなどを報告しました。また、魚の価値を高めるための取組について、他県で行っているムシガレイの鮮度保持の事例を紹介したほか、当センターが試作した、冷蔵庫を使わなくても鮮度を保持できる保温カバーの効果についても報告しました。

 

 

 

 

 

 

 

(中に魚を入れる篭が5段入ります)

 

 

 

 【講演】

 丸水秋田中央水産株式会社常務取締役の富田光明さんから、流通に長く携わった経験から見えてくる消費者のニーズと、それに応えるために必要な漁業者側の取組について助言をいただきました。その中で、「良い漁獲物の出荷を続けることで信頼が生まれ魚価の向上が見込める」、「ハタハタもそれ以外の魚介類も全県挙げてのPRにより知ってもらうことが大切である」とのことなどを教えていただきました。
   (経験に基づく、ためになる助言を頂きました)
 水産振興センターでは今後も漁業の振興に取り組んでいきますので皆様のご協力をよろしくお願いします。