課室長ペンリレー

2006年10月30日 | コンテンツ番号 1858

「バスケットボールで考える」

商工業振興課長 柴田 誠

今回のペンリレーも北海道から始まります。8月下旬に「第15回バスケットボール世界選手権」の予選グループリーグを観戦するため、家族で札幌に行ってきました。
お目当ては、NBAのスター選手を擁するアメリカチームで、普段日本では見ることができない高いレベルのプレーを間近で堪能してきました。
この大会は、4年に一度バスケットボールの世界一を決める大会で、サッカーのワールドカップに相当する大イベントですが、皆さんはご存知でしたでしょうか?地上波のTVでは放映されなかったこともあり、全国的な盛り上がりは今ひとつではなかったかと思っています。
この大会で、日本はグループリーグで一勝したものの世界の壁は厚く、決勝トーナメントには進めませんでした。決勝トーナメントでは、NBA選手を揃え個人技に優れたアメリカが、準決勝でギリシアの組織的なプレーの前に敗れ、決勝戦ではチームの大黒柱を欠くスペインがチーム一丸となってギリシアを破って初優勝するという劇的な幕切れとなりました。
もはやバスケットボールはアメリカの独壇場ではなく、地球規模で争われるスポーツになったと実感させられました。
バスケットボールに対する認知度は、国内ではまだまだ低いのですが、野球やサッカーに負けない人気スポーツになるためにも、アジア予選を勝ち上がり2008北京オリンピックに出場して活躍してもらいたいものです。

写真:バスケットボール

 さて、今年の北海道は、夏の甲子園大会での駒大苫小牧高の準優勝や日ハムファイターズの躍進(執筆時日本シリーズ1勝1敗)で活気が出てきたような気がします。本県でも都市対抗野球でTDKが黒獅子旗(優勝)を獲得し、県民に活力を与えてくれました。こうしたスポーツによる波及効果で、地域の活性化を図ることができれば素晴らしいと思います。
サッカーのJリーグは、クラブ経営を母体とした地域密着型のチームづくりで地域社会貢献に成果を上げつつあります。県内でも名乗りを上げている地域が出てきました。バスケットボール界でも地域密着型のプロリーグが発足し、富山、高松、沖縄など新規参入の動きも出てきています。新潟ではサッカーとバスケットボール両方のチームを抱えながら地域にとけ込んだ経営を展開しています。
歴史的な違いもあるでしょうが、欧米ではスポーツクラブ経営やスポーツ産業が、地域経済と密接に結びつき、地域の人々の生活に定着しています。
我が国でも、スポーツが地域産業として位置づけられ、地域の元気の素になる日も遠くないと考えています。県としても、新たな地域産業の創出、高齢化社会に対応した健康づくりなど地域の課題を解決し、地域が元気になる一手法としてスポーツ産業を本気で考える時がきているのではと思っています。

 

最後に、来年の「秋田わか杉国体」では、本県バスケットボールの名を天下に轟かせるよう奮起を期待して筆を置きたいと思います。