土壌基盤担当

2016年12月22日 | コンテンツ番号 18167

研究スタッフ

  • 主任研究員:伊藤 千春
  • 主任研究員:伊藤 正志
  • 主任研究員:中川 進平
  • 研 究 員:渋谷 允

研究概要

作物の生産基盤である土壌は、適切に管理することで持続的な農業が可能となります。このため、土づくりと効率的な施肥による環境に調和した土壌管理技術の確立を目指しています。

主な研究内容

県内農耕地土壌の実態調査

最近は、化学肥料の節減や家畜排泄物等の有機質資源を活用した土づくり、田畑輪換での大豆作付、農地集積や基盤整備に伴うほ場の大区画化等が行われるなど、土壌管理や土地利用が変化しています。このような農地の土壌肥沃度の実態を把握するため、土壌調査を実施しています。

土壌断面調査

写真は水稲収穫後ほ場のグライ低地土壌の断面です。

地域内有機質資源を活用した持続的農業生産技術の確立

地域で生産される有機質資源を活用し、作物生産と環境保全を両立させる持続的な農業生産技術の確立を目指しています。

画像:カメムシ

写真は堆肥の肥料成分を考慮して、化学肥料を減量したキャベツ栽培の様子です。リン酸とカリを減量しても、堆肥と化学肥料を慣行量施用した区と生育、収量は同等でした。

土壌条件に応じた良食味米の安定生産技術の開発

肥効調節型肥料や土壌改良資材の使い方、耕起方法等を土壌条件毎に適正化することで、良食味米の安定生産技術の確立を目指しています。

スタブルカルチによる耕起

写真は耕起方法が水稲の生育・収量に及ぼす影響を評価するために、スタブルカルチによる耕起を行っています。

植物を利用した農耕地土壌の浄化技術の開発

土壌から重金属を除去するための方法として、経済的で、環境に優しい植物を利用した浄化技術(ファイトレメディエーション)の開発を行っています。

あきたこまちと長香穀

写真の左側が「あきたこまち」、右側が農業試験場で見出した土壌浄化能力の高い稲「長香穀」です。

地下水制御システムを利用した栽培技術の開発

田畑輪換体系での安定した生産技術を確立するため、ほ場の排水改良と地下からの灌漑機能を併せ持った地下水制御システムを導入し、秋田県に適した利用方法を検討しています。

新肥料・新資材の利用技術の開発

新しく開発された肥料や土壌改良資材等について、本県の農作物生産への適応性とその効果を明らかにするとともに、適切な施用方法等を確立します。