写真:タイトル写真

秋田県中山間地域土地改良施設等保全対策事業(ふるさと水と土基金・棚田基金)

  平成18年6月4日(日)、秋田県中山間地域土地改良施設等保全対策事業により秋田県横手市大森町八沢木の塚須沢集落で実施した「グラウンドカバープランツを使った草刈りの省力化を実践するワークショップ」の後、引き続いて、ペットボトルを利用したランタンで田んぼを彩るワークショップを開催しました。
 このワークショップは、地域の資源を、お金を掛けずに活かすひとつの方法として提案したもので、地元塚須沢集落の方をはじめ、仙北管内や秋田市などからの参加者、横手市大森地域局、秋田県平鹿地域振興局の職員も参加し、最終的には約30名の参加がありました。

写真:ランタンづくり
簡単とはいえ初めての体験です。
写真:ランタンづくり
カットする位置がポイント。
写真:ランタンづくり
隣の人と比べながら・・・。
写真:ランタンづくり
上手にできたでしょうか???

 初めての体験、しかもスタッフ(県・市町村職員・Akitaふるさと活力人)も含めて工作なんてもう何年(何十年?)もやっていない状況でしたが、こういう物作りの作業というのは、まぁダマされたと思って作っていくうちに、けっこう夢中になってくるものです。

写真:ランタン点火
順番に点火して並べます
写真:ランタン点火
夕闇がだんだん迫ってきます。
写真:ランタン
田を取り囲むように並べます
写真:ランタン
見ての通りのペットボトルランタンです
写真:ランタン全景
手作りのランタンを灯すだけで、いつもの景色が・・がらっと変わります。

 このランタンを作成するのに要する時間はひとつ10分もかかりません。またペットボトルは声を掛け合って集めれば無料で集まります。ろうそくは、各家庭にあまっているモノや、個人や寺社等への寄付等に頼れば基本的には無料です。(今回も呼びかけにより個人からの寄付がありました)
 このような取組は、地域の子供だけでなく、大人も交えて、自分の地域をゆっくりと見つめ直す(風景を通じてその向こうにある、集落の将来のことなども含めて)貴重な時間になるはずです。もちろん単純に綺麗で楽しいということもあります。

写真:状況1
暗闇に浮かぶランタンの灯り
写真:状況3
夕闇の碧とランタンの光
写真:状況4
蛍火にも見えるかも知れません。
写真:状況2
なにしろ大人が夢中になります。

 まもなくホタルが舞い始める塚須沢集落。美しい水田とそれを守る美しい人達の住む塚須沢。
 このワークショップにより、またひとつ魅力が増えたかも知れません。
 来年は「1000個をめざすぞ!」と集落会長さん。とにかくみなさん楽しそうでした。

問い合わせ

秋田県農林水産部
農山村振興課農村環境整備班

写真:

横手市街から県道29号線を約17キロ西進する(雄物川大上橋を渡って約5キロ)。県道から集落への入口には「塚須沢」という看板あります。

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