水田からの濁水流出を抑える ~「無代かき栽培」の手引き(冊子版)と映像資料~

2017年03月10日 | コンテンツ番号 17058

 八郎湖に流入する汚濁負荷のうち、農地由来の割合は、CODで41%、全窒素で40%、全リンで51%と大きな割合を占め、特に水稲栽培による水田由来の割合が高くなっています。
 このため、八郎湖流域の農家の皆さんは、水田から排出される濁水を減らすために、浅水代かき(注1)や落水管理(注2)などに取り組んでいます。
  注1 :浅水代かき 代かき時の田面水の量を、7~8割の土塊が露出する程度に抑えること。
  注2 :落水管理 田植え前の田面水の水深を6㎝以下に管理すること

 さらに濁水を減らす方法として、「無代かき栽培」が挙げられます。代かき作業をしないので濁水の排出がなく、作業体系も従来の代かき栽培とあまり変わらないため取り組みやすい農法と言えますが、具体的な作業内容などが分からないという方もおり、実際の作業工程や内容をとりまとめた「無代かき栽培の手引き」に加え、このたび、実際の作業工程を映像で紹介した映像資料「無代かき栽培にチャレンジ」も掲載しました。

 平成27年度時点で、無代かき栽培は大潟村で300ha程度実施されていますが、八郎湖の水質をさらに改善するため、八郎湖流域全体で無代かき栽培に積極的に取り組みましょう。

無代かき栽培のメリット・デメリット

表:メリット・デメリット

無代かき栽培の作業工程

図:工程1図:工程2

写真:代かきハローによる砕土作業
代かきハローによる砕土作業
写真:バーチカルハローによる砕土作業
バーチカルハローによる砕土作業

「無代かき栽培にチャレンジ!」映像資料

 実際の作業の様子は下の画像をクリックしてご覧ください。
より高画質な映像をCD-ROM等で提供できますので、お問い合わせください。

無代かき栽培の水質改善効果

 下の表は、栽培方法の違いによる田んぼに「入れる水」と「出す水」の排出負荷量の差を示しています。
代かき栽培では、数値の分だけ負荷量が増えた水を排水し、無代かき栽培では(数値がマイナスなので)、数値の分だけ負荷量が小さな水を排水することになります。
 つまり、無代かき栽培の田んぼには水質改善効果があることを意味しています。

表:水稲栽培期間中の水田からの水質汚染物質差引排出量

 代かき栽培の田んぼでは、田植え後の田んぼの水も濁っているのに対して、無代かき栽培の田んぼでは、田植え後の水も澄んでいます。

写真:田んぼの水の写真

 詳しくは、下のダウンロードから「無代かき栽培の手引き」をご覧ください。

ダウンロード

無代かき栽培の手引き