犬猫の適正飼養について

2016年11月29日 | コンテンツ番号 16254

 日本の犬や猫の飼育頭数は約2,700万頭にも達しており、未成年者の数よりも多くなっていると言われています。ペットとして飼育される犬や猫の位置づけや役割も変化し、家族の一員、パートナーとして扱われるようになってきています。
 一方で、秋田県内でも、核家族化やライフスタイルの多様化とともに、人と人との距離や人と犬や猫の距離が近く、人と犬や猫とが共生していくために種々の配慮が必要となってくる住宅密集地等が増加しています。そのような環境で、不適正な飼育などから飼い主とその近隣住民などとの間でのトラブルを未然に防止していくために、次のようなことに気をつけましょう。

これから犬や猫を飼いはじめる方へ

  1. 住居環境
    あなたの住まいは犬や猫を飼える住居ですか?転居や転勤の予定はありませんか?
  2. 家族の同意
    あなたの家族は全員犬や猫を飼うことに賛成していますか?動物に対するアレルギーを持っている人は家族にいませんか?
  3. 経済的負担
    犬や猫の一生にかかる費用を考えてみましたか?犬や猫を飼うには、購入代金だけなく、その後もお金がかかります(食費、ペット用品・設備費、健康管理費、犬の登録・狂犬病予防接種など)。
  4. 時間と体力
    毎日欠かさず世話に時間と手間がかけられますか?あなたの体力で世話ができますか?

飼い主の責任

犬や猫の安全の確保

  1.  放し飼いをしない
     外出の際には犬は必ずリードをつけましょう。散歩中や外出先では、どんなアクシデントに遭うかわかりません。また、万が一迷子になってしまった場合や災害時に備え、迷子札やマイクロチップの装着をしましょう。
  2.  不妊去勢手術
     繁殖にかかわる事柄は、犬や猫が迷子になる大きな原因のひとつです。また、動物の病気やケガには、繁殖行動や性ホルモンに関係しているものが多くあります。不妊去勢手術により多くの病気のリスクが軽減され、より健康に長生きすることができます。
  3.  健康管理
     毎日の世話を通して、犬や猫の様子や飼育環境をよく観察しましょう。犬や猫の食欲、動作、表情などに異常がないか気を配ります。特にふんの状態の観察と、体を触って異常の有無を確認することは重要です。異常が見つかったら、早めに獣医師に相談しましょう。

 犬や猫の健康と安全の確保という観点から、室内飼いは有効な飼い方です。しかし、室内飼いにすることにより、人の生活と犬や猫及び犬猫同士の距離が近づくことによる弊害も起こり得ます。

  • 穏やかな生活環境
    犬や猫は家族の一員、パートナーです。犬や猫は人の感情を良く汲み取りますので、穏やかな気持ちで犬や猫に接することができるよう家族の間でもこころがけましょう。
  • 室内の温度、湿度管理
    適度な室温、湿度を保ち、いつでも自由に新鮮な水が飲めるようにしておく必要があります。
  • 床材の配慮
    フローリングなどで滑って関節を痛めるなどの事故が起きることがあります。滑る場合にはカーペットを敶くなどして、歩きやすくしてあげましょう。
  • 事故の防止
    犬や猫は、いろいろなものを口にしたり、観葉植物や電気製品をかじったり、物を動かして高いところにあるものを落としたりと、思わぬ行動による事故をおこす可能性があります。
  • タバコや化学物質の影響
    タバコの副流煙は人だけでなく一緒に暮らす犬や猫の健康にも悪影響を与える可能性があります。受動喫煙の害に気をつけてください。
    消臭剤、殺虫剤などの化学薬品は、嗅覚の鋭い犬や猫には想像以上のストレスとなる可能性があります。
  • 衛生害虫の発生防止
    ノミ、ダニ、ハエなど衛生害虫の発生を防止するため、こまめに掃除を行いましょう。

しつけ

 犬や猫の本能や習性を正しく理解したうえで、犬や猫が人間社会で生活していく場合、人と犬や猫の良い関係を築いていくために、そして周囲の迷惑にならないように、体型の大小にかかわらず、しつけは欠かせません。犬については、吠えや甘噛みのコントロール、「オイデ」、「マテ」といった基本的なしつけをしましょう。

リンク

住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン(環境省・PDFファイル)