治山について

治山事業の主な対策

対策工事として、大きく渓間工と山腹工に分けられます。

渓間工

 渓間工とは、渓床勾配(渓流の傾斜)修正、渓流内の不安定土砂の移動防止、渓岸(渓流の両側)侵食の防止、山脚(山の裾)の固定等のために渓流に土木的工作物を設置し、渓流及び山腹の侵食を防止又は軽減を図り、森林の造成等の基礎とするために施工されます。

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渓間工の種類

  • 治山ダム工
  • 護岸工
  • 水制工
  • 流路工

山腹工

 豪雨や地震、火山活動等によって山地地域の森林が破壊されると、林地に崩壊が発生したり、急激な浸食作用が起こったりします。
 山腹工は、林地の崩壊を最小限度にとどめて周辺の林地を維持するとともに、崩壊した山地を再び森林に復元するための工事です。

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秋田県が行っている治山事業

 治山事業は、森林の維持造成を通じて山地に起因する災害から国民の生命・財産を保全し、また、水源のかん養、生活の保全・形成等を図る極めて重要な国土保全政策の一つであり、安全で安心できる豊かなくらしの実現を図るうえで必要不可欠の事業であります。
 このため治山事業は、「森林整備保全事業計画」に基づき、計画的に推進しています。

 治山事業の体系及び種類等 [89KB]

 

治山事業の実施のためには

 治山事業には多くの事業区分があり、事業区分ごとに採択要件が異なりますので、山腹崩壊や土石流等の発生により治山事業による対策が必要な場合は、まずは最寄りの市町村役場や地域振興局森づくり推進課へお問合せください。

  山地災害発生時の対応事業判定フロー図[644KB]