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[2009年11月19日登録]

水田公園で『農』と『自然』を体感!

 〜幼稚園児の自然学習と秋田県立大学の取組〜

 

「農」と「自然」を体感

 平成21年11月13日(金)、秋田市の飯島幼稚園の園児約50名が、秋田県立大学大潟キャンパスの「水田公園」で、昔ながらの脱穀体験や公園内の探索を行うなど、『農』と『自然』を楽しみながら学習しました。

 この「水田公園」は、秋田県立大学生物資源科学部附属フィールド教育研究センター内に作られており、生物多様性、水質浄化、歴史・文化性など、水田の多面的機能の試験・展示を目的としているほか、今回の体験学習のような『農』を通じた教育という一面も期待されています。

 興味のある方は、楽しみながら学べる魅力いっぱいの水田公園に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。  (大潟キャンパスへのアクセスはこちら

 

水田公園

水田公園説明

秋田県立大学大潟キャンパスの「フィールド教育

研究センター」内に作られた「水田公園」

 

クリックすると水田公園の説明がご覧になれます。

 

 

古代田

マコモダケ

公園内に作られた「古代田

弥生時代最北の水田遺跡を再現しているとのこと。

園児たちはここで春には田植えも行っていました。

 

 

かんがい水が流れる池には「マコモ(ダケ)」と

呼ばれる水生植物が見られます。

水辺や湿地に育つイネ科の植物なのですが、

水質浄化作用もあります!

 

池

メダカ

公園内にはこのような池や水路が設置され、

様々な生き物や植物が自然な形で生息しています。

 

都会ではほとんど見られなくなったメダカも、

群れになって元気よく泳いでいます。

 

 

 飯島幼稚園さくら組・ひまわり組の農作業体験&公園探索

園児到着

園児たち集合

飯島幼稚園さくら組とひまわり組の園児約50名

が水田公園を訪れました。

さわやかな秋晴れの中、元気に集合です。

 

 

真剣な表情で説明を聞く園児たち

フィールド教育研究センター技師・伊藤さんから

「みなさんの植えた古代米を刈って天日干しにして

います。これから昔の農作業を体験します。」

 

脱穀機

籾摺機

【脱穀機(だっこくき)】

千歯扱き(せんばこき)と呼ばれるものを使用。

これで昔ながらの脱穀を体験します。

 

【籾摺機(もみすりき)】

こちらは残念ながら電動式の機械を用意。

籾から籾殻(もみがら)を取り除いて玄米にします。

 

唐箕

見本

【唐箕(とうみ)】

籾摺機で分離された玄米と籾殻を、

風の力で選別する機械です。

 

まずはフィールド教育研究センターの

学生さんがお手本を見せます。

みんな興味津々です。

 

園児の脱穀

籾摺り後

次はいよいよ子どもたちの番です!

稲をクシの間に上手に通せるかな?

 

 

脱穀のあと籾摺機で籾殻を取り除いた状態。

このままでは玄米と籾殻が混ざったままです。

(黒いのが古代米の玄米です)

 

唐箕

興味津々

最後に唐箕(とうみ)という機械で選別します。

風車を回すことで風の力を使い籾殻を飛ばし、

玄米と選別されます。

 

この機械は子どもたちに大人気!

風車を回したり、機械の中身がどうなっているか

興味があるようですね〜。

選別された玄米はみんなにプレゼントされました。

公園探索

メダカ発見

こちらは公園内を探索する園児たち

トンボやバッタ、メダカなどを発見しては声を

あげてはしゃいでいました。

 

何か発見したのかな?

子どもってこんなとき、小さなものでも

すぐ発見していまいますよね。

 

水田公園内は池や水路、様々な植物や生き物で

いっぱいです。

「メダカたくさんいるよ!」「こっちにも何かいる!」

と興奮気味に話していました。

こういった自然も子どもにとっては絶好の

遊び場になります。園児たちには、

楽しく充実した学習時間となったようでした。

 

 

  「水田公園」の今後の展開は・・・

 研究の場・学びの場としてこの水田公園を作ったフィールド教育研究センター教授の端先生に話を伺いました。

「この水田公園は、農業・農村の理想的な姿を追い求めた研究とその実証を目的としたリサーチパークとして位置づけている。研究している様子も理解してもらえるようにしていきたい。」

「こういった自然体験、生物多様性が子どもの心にどう影響を与えていくか、また、生産技術に環境面からアプローチするなど、さまざまな角度から『農』を通じた教育、社会貢献の可能性を探っていきたい」

端先生

園児の見送り

水田公園について語る端先生

「この水田公園を地域交流の場として活用し、

楽しく学んでいただきたい。」

 

園児たちは元気に手を振って帰っていきました。

この体験から、将来の秋田の自然や農村地域、

農業を支える気持ちが少しでも芽生えたら

素晴らしいことではないでしょうか。


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