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[2009年4月24日登録]

森吉山自然公園の紹介

 秋田県の中央東部にそびえる森吉山(標高1,454m)は、周囲20km四方の山域で、外輪山に囲まれた直径3kmのカルデラを有する成層火山です。山頂からは、白神山地、岩木山、八甲田山、八幡平、岩手山、秋田駒ヶ岳、鳥海山などの北東北の名山や、男鹿半島、日本海などの大パノラマを望むことができます。
 山頂部一帯には、6月〜9月初旬にかけて、イワカガミ、チングルマ、ニッコウキスゲなど可憐な高山植物が咲き誇り「花の百名山」のひとつとして親しまれています。
   森吉山山域一帯は、北東麓を「奥森吉」、南東麓を「奥阿仁」と呼び、起伏に富んだ山々を集水域とするブナ林の中には、天然記念物のクマゲラも生息し、深いU字状の渓谷渓流や数多くの名瀑群が連続しています。
 ブナの原生林・太平湖・小又峡・三階の滝・赤水渓谷・桃洞の滝・安の滝など見所がたくさんあり、県立自然公園に指定されています。
   登山、森林浴、キャンプ、トレッキング、花めぐり、滝めぐり、渓流釣りなど、大自然とのふれあいが堪能できます。

○奥森吉の紹介


○奥阿仁の紹介


「水の郷」奥森吉
 
森吉山の北鹿を下る小又川とその集水域にあたるノロ川ブナ原生林、桃洞渓谷や赤水渓谷によって構成される奥森吉は、水の郷にふさわしい多彩な景観が特徴です。湯ノ岱温泉を宿泊拠点に太平湖遊覧や小又峡、ブナ林の森林浴など自然散策はいかがでしょうか。
  全長約2kmの桃洞渓谷を代表する「桃洞の滝」は、別名女滝とも呼ばれ、優美な滝のひとつです。

○太平湖〜小又峡(往復 約3時間)

◇太平湖
  小又峡への入口、太平湖は小又川上流に造られた周囲30kmのダム湖です。遊覧船からは初夏の新緑、秋の紅葉など湖周辺の彩りを堪能できます。
 また大小13の渓谷・渓流が注ぐ太平湖には、イワナ・ヤマメをはじめ大型の鯉やワカサギ、サクラマスなどが生息しています。

太平湖遊覧船
 ・太平湖めぐりと小又峡への連絡には遊覧船でどうぞ。
 ・乗船券は、太平湖グリーンハウスでお買い求め下さい。
 ・グリーンハウス駐車場から乗船場までは、徒歩で7分です。

【運行期間】

6月1日〜10月31日(延長の場合あり)

【運行時間】

北清水(乗船場)発     9:30から1時間毎、最終は15:30
南清水(小又峡入口)発 10:00から1時間毎、最終は16:00

【料     金】

大人1,100円 小人550円

【問合せ先】

森吉山観光開発株式会社 TEL0186−60−7000
太平湖グリーンハウス     TEL090−8923−9370

◇小又峡


 
 
    太平湖を遊覧して、南清水(小又峡入口)で船を降りると、三階の滝までの1.8kmは、渓流に沿って遊歩道が整備されていて、歩いて自然観察ができます。
  秘境・小又峡は、森吉山東麓のノロ川原生林に源を発し、永年の間に水流がつくった幾何学的な模様を描く河底の様相は、学術的にも非常に価値が高く、県の名勝及び天然記念物に指定されています。
  横滝、曲滝、千畳滝、三角滝、ガマ渕、穴滝、化ノ堰など、変化に富んだ大小100を超える瀑布、おう穴、深渕が連続してつくりだす景観は、何度訪れても魅力的です。
イワナのフィッシングポイントとなっています。

◇三階の滝
  桟橋から小又峡遊歩道を50分ほど歩いた終点にあり、落差20m、もちろん三段階の落下。迫力のある滝です。
  滝壺を目の前にして、時間の経つのを忘れてしまいます。
○桃洞滝コース(往復 約2時間30分)
  桃洞渓谷は、太平湖、小又峡の上流部、ブナ原生林を流れるノロ川の源流部にあたります。
  ノロ川園地駐車場から、穏やかな流れのノロ川にイワナなどの魚影を見ながらの森林浴を楽しみます。散策路は起伏の少ない楽なコースなので、家族連れで気軽にトレッキングできます。
  周辺は上谷地と呼ばれる平坦地でブナ、ミズナラなどが群生する林となっています。2.1km、約45分で桃洞・赤水分岐に着きます。分岐からは1.3km、約20分で渓谷のシンボル桃洞の滝(女滝)があります。
  桃洞の滝のさらに上流部にも八段の滝、中滝、男滝など、多くの滝がありますが、歩道がないのでザイルやスパイク靴などの装備が必要となります。
◇赤水渓谷
  桃洞の滝に向かう途中の桃洞・赤水分岐から、赤水渓谷の散策もできます。分岐から散策路を15分ほどで渓谷の入口です。
  落差3mほどの甌穴の滝を過ぎると、水深が3〜10センチで起伏のない一枚岩板のU字渓谷が約3km続きます。ここからは、緩やかな流れの中を歩くコースで、夏なら裸足で歩くこともできますが、増水時は歩行できません。
  湧き水でノドを潤し、変化に富んだ景観を眺めながら、ゆっくり歩いて分岐から2時間弱ほどで、赤水の本流の兎滝につきます。
  玉川温泉や焼山へ続く、縦走路にもなっています。
  なお桃洞渓谷・赤水渓谷一帯は、遊漁禁止区域となっています。

「マタギの里」奥阿仁

  森吉山の南麓を下る打当川とその集水域にあたる奥阿仁は、中ノ又渓谷や立又渓谷の一ノ滝、二ノ滝、幸兵衛滝など、東北屈指の名瀑が連なるフィールドです。マタギの里の打当温泉を宿泊拠点にして、滝めぐりの旅はいかがでしょうか。
  中ノ又渓谷の最深部には、日本の滝百選にも選ばれている落差90mの豪快な「安の滝」があります。

  森吉山の石森〜山頂にかけては、2〜3月中旬頃、見事な樹氷を観ることができます。鑑賞の際は、森吉山阿仁スキー場のゴンドラを利用すると、ゴンドラ山頂駅舎から、わずか徒歩5分で到着。気軽に見られる樹氷として人気を呼んでいます。

○中ノ又渓谷・安の滝コース(往復 約2時間)

◇中ノ又渓谷
  県道掬森線を打当温泉から約4km、中ノ又。立又分岐の滝入口の標識から左折し、さらに林道を約5km走った園地から、1.9kmにわたって散策路が整備されています。
  イワナが泳ぐ姿を眺めながら、森林浴を楽しんでください。特に、秋の紅葉の季節は絶景です。

◇安の滝

 次第に険しさを増す中ノ又渓谷の散策路を1.9kmほど進むと最深部に豪快な安の滝が姿を現します。
  安の滝は、阿仁の自然を代表する壮麗な二段構造の滝です。落差90mの険しい断崖に懸かる白いすだれ状の滝の流れは、まるで天から降り注いでいるようで、周囲の新緑や紅葉に映えて観る人を圧倒します。
  「日本の滝百選」に選ばれている屈指の名瀑です。
   

○立又渓谷・幸兵衛滝コース(往復 約2時間30分)

◇立又渓谷
  立又渓谷は、掬森を源流域とする森吉山西麓の佐渡大地の縁に、数多くの滝が散策路に沿って連なります。
  県道掬森線の中ノ又・立又分岐から2km、立又林道分岐を左折して3.5kmで駐車場に着きます。ここからは散策路が整備されています。
  駐車場から10分ほどで柱状節理を下る落差38mの「一の滝」、さらに「二の滝」、「幸兵衛滝」へと続きます。
  なお、一帯は遊漁禁止区域となっています。

◇幸兵衛滝
  幸兵衛滝は、立又駐車場から散策路1.2kmで50分ほどです。
  二の滝を過ぎるとちょっと急斜面ですが、登り切ると落差108mの幸兵衛滝が姿を現します。
  周辺には、中ノ滝、水尻滝、明神滝などの変化に富んだ名瀑群を構成します。