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エゾニュウ(ニョウサク)
栽培・経営の特徴 エゾニュウは、県内では俗名をニョウ、サク、ニョウサクなどと呼ばれ人気の高い山菜ではあるが、人工栽培はほとんど行われていない。このため市場に出回るものは、大半が天然ものであり、生産量が限られるためたいへん貴重である。そこで、人工栽培で量産が可能となれば食味に優れ人気の高い山菜であることから、市場性はたいへん有望である。 | |
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品種・系統と特性 近縁種にシシウドとオオバセンキュウがあり、エゾニュウと同様に若芽を食用として利用している。
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栽 培 暦
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栽培方法 (1) 栽培適地 自生地のエゾニュウは、山沿いの空中湿度の高い谷間や河岸、樹陰などに大小の集団をつくって群生している。栽培にあたっては、半日陰で、空中湿度がある程度あれば日当たりのわるい減反などの休閑地やスギや広葉樹の林床などの未利用地も活用できる。 (2) 種子採種 エゾニュウは、山から株の堀りとりや株分けを行うと、活着せずに枯損する場合が多いため、実生繁殖による増殖がよい。エゾニュウの花は9月頃に白色の花を大きな散形花序をつくって開き、花後、楕円形の種子を無数につけるので、10月下旬頃に採種する。
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収穫できるまでに成長した エゾニュウ
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(3) 播種時期 山菜種子は、長期保存が難しいため取播きがよい。また、一定期間低温状態にして休眠打破をしなければ発芽しない。秋播きは、冬期の自然低温で休眠打破が行われるため、翌春の発芽率がよい。一方、春播きする場合は、1ヶ月程冷蔵庫(3〜5℃)に入れ、低温処理を行う。 (4) 播種 播種床には、元肥として1a当たり堆肥200kg、鶏糞20kgを施し、播きつける1ヶ月程前から準備する。播き床の条件として、排水が良好で、しかも保水力に富む肥沃な土地がよい。次に耕耘して床土となじませ、うね幅1m、高さ10cmの床を作る。種子を一昼夜水に浸し、水切りして6cm間隔の播き溝に1m2当たり5gを目安として条播する。播種後は、種子が隠れる程度に覆土し、わらを薄くしき、寒冷紗等で日覆いをする。 |

9月に開花したエゾニュウ |
(5) 発芽後の管理 翌春、発芽したら敷ワラ等を取り除き、乾燥時には灌水を行う。除草は、エゾニュウより草丈を伸ばさないよう注意して行う。 (6)定植 定植地としてスギ林床を活用する場合は、陽光がチラチラ差し込む20年生前後の林分がよく、広葉樹林でも可能である。床には、1a当たり堆肥300kg、鶏糞10kgを定植の1ヶ月前までに施し、耕耘して土となじませる。春定植は5〜6月にかけて行い、秋定植は10月に行う。苗を堀り取る際、根を切らないように気をつけ、乾燥させると株が弱くなるので、堀ったその日のうちに定植し、うね幅1m、株間50cmの2条植えとする。 | |
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(7) 定植後の管理 夏場の乾燥は生育不良となるので、土が乾いたら十分灌水を行う。追肥は、3月から11月の年1回、鶏糞などの有機肥料を1a当たり200kg程を全面に施す。 |
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収穫 播種してから4年目の春に株の中心部より出た若芽(やや黄緑色をし、葉につやがある)を鎌などで刈り取り、茎の皮をむいて塩漬けして保存する。
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